東京2020オリンピックの柔道6日目、震えるような試合に感動が止まりません!
男子100キロ級では、ウルフ・アロン選手が優勝!金メダルを獲得しました。
画像引用元: テレビ東京オンライン
ウルフ選手は初戦では、試合でなかなか決まり技として出てこない、横分(よこわかれ)で鮮やかな一本勝ちをしました。
柔道をやっている身としては、こんなにきれいな横分を試合で見られるなんてほとんどありません。
解説の穴井隆将さんも「コレ、決まり技なんでしょう?横分?」というような感じで戸惑っていたくらいです。珍しい技が見れて本当に感動的でした。
その後の試合も、終始落ち着いて組み手争いをしていて、ウルフ選手が不利な組み手になる瞬間がほとんどありませんでしたね。
膝が畳を擦るほど低い地を這うような大内刈りが、今大会で何度もさく裂しました。
圧倒的な強さを見せつけたウルフ・アロン選手でした。
女子78キロ級では、浜田尚里選手が優勝し、金メダルを獲得!
画像引用元: 読売新聞オンライン
浜田選手は全試合寝技による一本勝ちを収めています。
浜田選手は、ロシア発祥の格闘技である「サンボ」でも世界一に輝いたことがあるそうで、多彩な関節技や、寝技の返しを見せてくれました。
これだけのレベルで寝技ができる選手は、男子柔道の日本選手まで全員含めてもなかなかいないでしょう。
相手選手は、うつ伏せや亀になって守ろうと思っても、圧倒的スピードで関節技を取られてしまうんですからひとたまりもないですね。
寝技は立ち技以上に、練習量がものをいいます。一朝一夕では身に付きません。
渋谷区柔道会でも寝技の練習の時間を毎回設けていますので、今回のオリンピックで浜田選手の寝技にシビれたという方は、ぜひ練習しに来てみてくださいね。
明日は男子柔道100キロ超級には原沢久喜選手、女子柔道78キロ超級には素根輝選手が出場します。
個人戦最終日です。引き続きみんなで日本人選手を応援していきましょうね!
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